オルセー美術館展とルーシー・リー展に行く(国立新美術館)

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水曜日は朝早くから愛知方面に出張だったのですが、東京に戻ってきてもまだ16時。ノー残業デーだし、会社には急ぎの仕事も無いので、帰りますか、と同僚と別れた後、こんなに早く帰られる日は平日ではまず無い!と思って、新幹線を降りてから、乃木坂に向かいました。行き先は国立新美術館。
美術館巡りは好きですが、何が一番がっかりするかというと、東京の美術館の混みっぷり。。。休日に行くと、1つの絵を見るのに5列ぐらい人をのけなければならなかったりと、もう、入場制限して欲しいぐらい。良い企画展はたくさん有るのですが、混み具合でいつもがっかりします。ですので、平日に美術館に行く方が、週末よりは人が少ないかな、と思い、18時の閉館前に急いで向かいました。
最初はオルセー展の方だけ、見ようと思ったのですが、友達がルーシー・リーもいい、と言っていたので、結局オルセーとルーシー・リーを両方買いました。一緒に買うと200円ぐらい割引になります。
まずは、オルセー展。
オルセー展
混み具合は、週末よりは断然少ないですが、しかし、意外と平日でも人がいることに驚き。殆どが、主婦軍団orおばさまorリタイヤしたご夫婦、という感じで会社員は少なかったと思います。最初の方はすいていてスイスイだったのですが、混んでいたのはゴッホの部屋と最後の方ですね。ちょうど、ゴッホの部屋に椅子があるので、そこに長時間座る人が多いので、必然的にその部屋が混みます。
個人的によかったのは、やはりゴッホとセザンヌです。ボストン美術館展ではゴッホもセザンヌもある!と触れ込んで置きながら、1枚づつしかなくて、結構がっかりしたのですが、今回のオルセー展は軽く5枚は合って、この規模でのゴッホやセザンヌの展示はまず、今まで無かったと思います。やはり、ゴッホとセザンヌは、冬に南仏に行ったときに、絵の題材となった土地を見てきたり、セザンヌにいたってはアトリエにもいったので、あの風景を見ながら描いた絵がこれなんだなーと感無量でした。
例えば、セザンヌのサン・ヴィクトワール山。この絵画の景色を見るのに、セザンヌのアトリエを訪ねたときに、その後更に坂道を登ること20分、最後にた小高い丘を登ってやっと到着したのです。セザンヌもサン・ヴィクトワール山を描きに来たときに、同じ道を歩いた、とききました。自分の写真と実際の絵画を比べてみるとこんな感じです。
DSC05532_640.jpgsaint.jpg
景色と同じ本物のサン・ヴィクトワールの絵画とご対面で感動しました。
印章派とか、ポスト印章派は風景や人物の描写が多いので、宗教画よりはわかりやすいですね。私は高尚なコメントはできませんが、心を無にして、なんとなくいいな、と思える作品がやはり多かったです。もう1度くらい、今度は週末でも、開館と同時ぐらいの人が一番少ないときに行きたいですね。個人的にはボストン美術館展より、よいと思いました。
オルセー展を見終わってから、今度は下の階のルーシー・リー展へ。

結論から言いうと、思いがけず、すごく良かった。いい意味で期待を裏切ってくれました。オーストリアからイギリスに亡命した陶芸家・ルーシー・リー。陶芸家として認められたのは40代、50代と遅かったようなので、結構苦労したのではないかと思います。しかし、最後亡くなるまでひたすら陶芸に注いた女性です。ルーシー・リーの器の美しい点はその色と、紋様です。
lucie.jpg
ルーシー・リーの凄いのは、この色味だと思います。ピンクを選んだりするのも、さすが女性だからなのかな、と感じました。展覧会には器だけではなく、色を決める釉薬のレシピがあったり、まさに、試行錯誤だったのだと思います。他のArtと違って、陶芸って、焼いてみないとわからないので、ルーシーはビデオの中でも言っていましたが、思ったとおりにできるのは半分以下とのことでした。カットアンドトライでBestな色味を創り上げるのは、大変なことだったでしょう。
作品は途中にはボタンのコーナーが有りました。陶芸だけでは生活が苦しかったので、陶器のボタンを作って生活していたようです。でも、ボタンもいつも見慣れているプラスチックのボタンと違って、一つ一つが味のある陶器のボタンも素敵でした。
また、あまり、家族の影が見えなかったのですが、イギリスに亡命してから、数年で離婚されたのですね。お子さんもいないのかな?頭にはてなが浮かんだのは、「ルーシーが44歳の時、26歳のハンス・コパーを助手として工房に迎え入れ、以後13年にわたって共同制作を行った。」とあり、あれ、旦那さんは?と思ったのですよ。(ちなみにリーという苗字は結婚してからの姓、旧姓ゴンベルツ) しかし、その頃にはもう離婚されてお一人だったようです。
ちなみに、ハンズ・コパーの展覧会もちょうどルーシー・リーの展覧会が終わった後、汐留であるようです
展示の最後の方に、テレビ嫌いのルーシー・リーを取材した20分ぐらいの映像があったのですが、これが興味深くて、最初から最後まで見てしまいました。上下を分けて作成する花器や、器の線も目分量で書いてもあれだけ真っ直ぐに均等に線を引けるようでした。すごい。
ルーシー・リーは残念ながら次の月曜日で展示が終わってしまうのですが、まだ行っていない方はこの週末で是非足を運んでみてください。
ここ1ヶ月ほどの雑誌は印象派とルーシー・リーの特集がすごかったです!

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