【R+】大前研一通信 2010年6月号

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レビュープラスさんからの献本です。いつもありがとうございます。
大前研一通信は始めて読みますが、大前さんの様々の雑誌に寄稿した記事を1ヶ月分まとめて一つの冊子としています。ざっと今月号の雑誌掲載元を上げると、以下の雑誌となります。

  • プレジデント
  • nikkei BP net
  • 週刊ポスト
  • SAPIO
  • ネットマネー

大前さんの特徴として、竹を割ったようなスッパリとした切り口で、物事を斬るのが読んでいて面白いです。共感した記事をいくつかあげます。

日系企業の新常識、国内採用抑制、海外採用増
冒頭で「何の効果もないのに始まった高校無償化」と民主党の高校無償化を斬る内容。”義務教育でも無い高校教育をなぜ無償化しなければならないか”と、私も同じことを思うところです。もちろん、無償は悪いことではないと思いますが、その先の大学教育を考えていないで、ただ無償化したところが良くないとのこと。確かに、大学は入学者が少なくなって、推薦入学を定員の半分以上とったり、大学によってはめちゃくちゃなことが多くなってきたように見受けられます。結果的に日本の大学を卒業しても、質の良い学生が多くないので、結果として企業は日本人の採用を減らして、海外採用や外国人採用を増やして行くとのこと。一例としてパナソニックが1390人の採用のなか、国内採用は290人にとどまり、海外採用は1100人と公表しました。これは、いくらなんでも、まずい、、と日本人として、今後を危惧します。

郵政限度額引き上げについて
今月号の3つの記事で郵貯限度額引き上げについて、書かれています。
この記事を読むまで、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額が1000万円から2000万円に引き上げられてことすらすら知らなかった無知な私なのですが、驚いたことに、2000万円に預入額が引き上げられたとしても、ゆうちょ銀行はペイオフでは保護されてないのです。なぜなら、ゆうちょは国営銀行であるので,国家は破綻しない、という前提に基づいているからです。しかし、ゆうちょが決定的に他の銀行と違うところは、「運用」をする部門がないということ。通常の銀行は預金を「融資」という形で、金利をつけ貸付をし、回収することで利益を得ます。

一方ゆうちょ銀行は融資というものをしないので、集めたお金はどこへ行くかというと、自動的に国庫に収めることになり、国債を購入したりするのに使われます。しかし、この限度額上限が増えることで、更にゆうちょに集まるお金は増えますが、運用については全くの素人のゆうちょがまともに運用出来るとは思えない、というのが大前さんの意見。国の借金が増え、インフレに向かう一方で、ゆうちょについては何をどこまで保護するのか、国営だから潰れないという名目で、明文化もされていない、のにも驚きました。私自身はゆうちょにはお金を預けていないのですが、地方ではゆうちょはおばあちゃん達が多々お金を預けていることでしょう。この事実を知ってもゆうちょにお金を預けるでしょうか?

鳩山首相が”添乗員扱い”された屈辱外交の病巣

今となってはやめてしまった鳩山元首相のオバマとの外交の状況を斬っています。この記事を読むと、鳩山さんが普天間普天間!と騒いでいても、アメリカに取っては、そのプライオリティはかなり低いのに、オバマに対して、日本の国内事情だけを考えて普天間問題しか話そうとしない時点で外交としては失敗!と厳しく言っています。確かに、これは空気が読めていないですよね。また、唯一の被爆国として、核撲滅を訴えてきたはずが、普天間でもたもたしている間に次の核サミットは韓国に取られてしまい、情けない限り。この記事を読んで、本当に日本の外交は大丈夫かと不安にならざるを得ませんでした。

大前さんの記事は普段ニュースが述べない裏事情も踏まえて書いているので、本当の日本のおかれている状況がよくわかります。よくよく読むと、いかに毎日のニュースは上辺だけで、簡略化された内容だけであるのだな、と感じます。少々過激な発言もありますが、読んでいて、納得する部分も多いです。

また機会があれば、読んでみたいと思える内容でした。

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