ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 10/29 ハイドン「天地創造」

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10月29日(金) 19時開演 
東京・サントリーホール
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
ソプラノ:ドロテア・レッシュマン
テノール:ミヒャエル・シャーデ
バス:フローリアン・ベッシュ
合唱:アーノルト・シェーンベルク合唱団
♪プログラム♪
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
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アーノンクール&コンチェントゥスムジクスの二つ目の演目、ハイドンのオラトリオ「天地創造」です。今回は一番安いD席で鑑賞。つまり、オルガン下のP席です。考えようによっては私は指揮者とオーケストラが近いP席も好きです。アーノンクールの指揮を正面から見たかったので(笑)
座席は高いS席やA席は半数位の入りで、CやD席は9割の埋まり具合といった感じでした。不景気の世相が見事に反映されてますね。また、同じプログラムが同じサントリーで翌日の土曜日にあるというのも、この日の空席の原因でしょう。前回のミサ曲はサントリーでの公演が一回限りで、他があのクラシック専用ではない、音響的にはデッドのNHKホールでしたから、絶対サントリーを選んだだろうし。
オーケストラの並びは、この日は弦楽器が指揮者の前で、バイオリンの1stと2ndが向かい合う対向配置。管楽器も通常の並びです。バイオリンの弓はよく見えませんでしたが、バロック弓は使っていなかったような。。。チェンバロが弦楽器の真ん中にどーんとあり、チェンバロ奏者は指揮者に背を向けています。あれはどうやって指揮を見ていたのだろう?(多分鏡?)丁度リハーサルの動画があったので、こちらをご参考ください。

この日は歌詞を映す細長いスクリーンが有りました(写真)。これが大活躍。歌詞の意味を理解しながら聴くと面白いです。
天地創造は旧約聖書の神は、この世と人間をお創りになった、という物語を第1日目から6日まで天使ウリエル(テノール)、ガブリエル(ソプラノ)、ラファエル(バス)が歌い上げ、合唱も入ります。ソリストたちは前回のミサ曲よりも、ソロが長いのもありますが、もっと歌いなれた感じがし、ホールとオケと合唱団とバランスがあっていたように思えます。合唱団は特に高音部の全然とげとげしくない、やわらかい響きが本当に天使のようで、心地いい。なかなかこのようなやわらかい声を高音では出せないと思いました。すばらしい。物語は、ちょうどこの世ができ、神に似せて人間が作られた時点で前半終了。90分演奏休み無しなので、お疲れ様ですほんと。
後半はアダムとイブが人間ができた世界について語ります。天使はテノールのウリエルだけになり、他の二人は天使役ではなく、そのまま、アダムとイブにスライド。天使ウリエルの進行で、アダムとイブの2重奏に合唱が讃える。この日も後半、曲が盛り上がり、最後アーメンの大合唱ですばらしい音楽。アーノンクールは見ていると、合唱の歌詞は全部覚えているので、本人も歌いながら指揮をしています。オケだけの指揮のときは、単調な振り方(笑)なのですが、合唱が入ると、一挙に大きな振り方で、飛び跳ねそうになるし、力を感じます。
ミサ曲はラテン語でしたが、この曲はドイツ語なので、アーノンクールや合奏団にとっては(一部日本人が合唱にはいますが、その方を除いて)母国語だから、余計、日本人が演奏する以上に、気持ちの込めようも違うと思います。今後、天地創造を聴く機会も有るのかどうか、わからないですが、本物の演奏が聴けて、この瞬間にいてよかった、と思いました。お客は普段の演奏会よりは少なかったですが、みんなスタンディングオベイションになってしまったのはこの日もそうです。みんな帰ろうとしない(笑)
帰り道には、こないだフレンチのビストロで隣だったお客さんと外でばったり。「よかったですねー」と。よく知らないけれども、あの場で同じ音楽を共有していたってだけで、何かうれしい、そんな夜でした。

しかし、どう手が滑ったか、やっぱり最終日のハフナーもボストホルンも聴きたい、とサントリーで安いC席をつい買ってしまいました。結局全公演行ってるし。。。11/3もアーノンクール、楽しんできます!

ハイドン:天地創造(全曲)
ハイドン:天地創造(全曲) アーノンクール(ニコラウス) レッシュマン(ドロテア) シャーデ(ミヒャエル) ゲルハーエル(クリスティアン) アルノルト・シェーンベルク合唱団
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