札幌交響楽団 東京公演2011

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札幌交響楽団 東京公演

日時2011年3月 1日 19:00~
会場サントリーホール
指揮 尾高 忠明(音楽監督)
チェロ ミクローシュ・ペレーニ

曲目
武満 徹 ハウ・スロー・ザ・ウィンド-オーケストラのための(1991)
 Takemitsu: How slow The Wind -for orchestra(1991)
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第2番ト短調op.126
 Shostakovich: Concerto for violoncello and orchestra No.2 in G minor op.126
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調op.47
 Shostakovich: Symphony No5 in D minor op.47

札幌交響楽団(札響)の東京公演。札響の演奏は考えてみたら、前に聴きに行ったのが2005年3月の地方都市オーケストラフェスティバルで札響がすみだトリフォニーに来た時以来でした。そのときは尾高さんの指揮でシベ1だったと思います。札響は毎年東京公演があるのですが、公演日が毎年11月で、ちょうど11月というのは、世界のオケの来日公演続きで、つい行きそびれていたのでした。しかし、札響東京公演は今年は(そして来年も)3月が東京公演ということで、こちらのほうが私としては行きやすいので助かります。平日の火曜日なので、行けるかどうかわからず、チケットを買ったのは2月でした。当日は前売券が完売になったとのこと。雨にもかかわらず当日券売りブースには列ができていました。

会場のサントリーホールもほぼ8割方席が埋まっているように見えました(これはまだ開演前ですが)。海外オケというだけで満席になった、リーマンショック前とは異なり、ここ近年はサントリーを満席にするというのはなかなか難しいのですが、一地方オケの演奏会としてはかなりの入りだったと言えると思います。

Photo 3月 02, 9 34 51 午前.jpg

 
2月の段階で正面のS席は売り切れていたので、LB席1列目のS席で鑑賞。横過ぎず、演奏者の表情もわかるくらい近い席で中低弦が真正面に見える席でした。

Photo 3月 02, 9 36 08 午前.jpg

札響は札幌に住んでいたときに聴いていたオケで、レッスンやトレーナーとして関わりのある演奏者さんも多いオケでした。オケとお客さん以上のつながりが個人的にはあるオケなので、知っている顔ぶれの方がたくさんのっていらっしゃって、ああ、変わらず元気そうで、と心の中で声をかけていたり。指揮者も札響とは長い付き合いの尾高さん(メガネはおやめになられたのでしょうか?)。とても懐かしい気持ちの中、演奏が始まりました。

1曲目の武満徹の作品は、現代曲の解釈ができるほど私はわからないのですが、タケミツらしい、不思議なハーモニーの雰囲気はよく出ていたと思います。時々ある、木魚のような打楽器が面白かったです。
2曲目はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番。1番はそこそこ聴いたことがありますが、2番は、正直いってマイナー。私としても全く聞き込みが足りないので、コメントは陳腐なものになってしまいます。しかし、ソリストのペレーニは難しそうなところもスラスラ弾いており、この人すごいなと。ブラボーの拍手、鳴り止みませんでした。

ここで休憩。札響の演奏会だから、知り合いに会うだろう、と思っていたら、大学オケの同期のチェリストにばったり。やっぱり会った(笑)

休憩後はメインのショスタコーヴィチの第5番。これぞ札響という演奏を聞かせてくれました。第1楽章は1st Vnの高音がとにかく澄んでいた。キターっ、うわーって感じです。低音はチェロが5プルト、コントラバスが4プルトで、下からの音もがりがりと高音に負けじと感じられました。3楽章のゆっくりな箇所から弦が盛り上がっていくあたり、途中バイオリンがばらっとした部分はあったとはいえ、心地良かった。そして4楽章。尾高マエストロの力強い指揮にオケも付いてくる。パーカッション、金管も元気いっぱい。最後の弦は、ffでもう無理じゃないってくらいの音量だったけど、最後もう一段階ボリュームアップしたところに本気さを感じました。いやはや、東京のオケにも負けません。とても感動しました。厳しい寒さの大地に吹き飛ばされないように、歯を食いしばり、耐えている中にある、熱い物をたんと聞かせていもらいました。それは私の中にも流れる北海道の血であり、北国のオケのサウンドだったと思います。何かとても、懐かしい気持ちにさせられたのでした。

アンコールはシベリウスのアンダンテフェスティーボ。札響といえばシベリウスで、しかも、あの思い出のアンダンテ・フェスティーボ。大学オケで楽器を持って約3ヶ月で一番最初に弦合奏で弾いた曲。札幌のこと、大学オケのこと、昔いろいろあったはずなのに、とりあえず、こういう時はいいことしか思い出さないものですね(笑)少々ほろりときました。

雪が溶けて、初夏の頃にでも、ふらりと札幌のkitaraでの札響の演奏をただ聴きに行きたいなぁ、とふと思ったのでした。素晴らしい演奏、ありがとうございました。

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