生誕100年 岡本太郎展(東京国立近代美術館)

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平日に有休を取ったので、こういう時は週末に混む美術館に行きたいと考える。目を付けていた岡本太郎展に行ってきた。私はピカソなどの現代アートも好きなので岡本太郎も私の好きなジャンルなのだと思うが、意外と彼の絵は知らない。渋谷駅の明日の神話は有名だけれども。
場所は竹橋の東京国立近代美術館。近代美術ものだから、てっきりまた乃木坂の国立新美術館だと思ったら、あちらはポンピドーのシュルレアリスム展だった。間違えて行かなくてよかった。
竹橋駅から北の丸公園に入ってすぐのところが国立近代美術館だった。地震の影響で開館時間が午後4時までに短縮されており、更に金曜日の夜間開館も中止。これでは平日勤務の会社員は週末に行くしか無いスケジュールになっている。週末の混みようは恐ろしくて考えたくない。
この日は木曜日の15時頃だったが、がらがら、という訳ではなく、そこそこ人は入っていた。展示室入ってすぐの展示は岡本太郎の彫刻や椅子といったフィギュア物。これが通路正面に飾られてあった。"Non"という拒否する彫刻。確かにこれはどう見てもNonだ(笑)表情といい、この手といい。

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彫刻の後は岡本太郎の若い時からの系図をたどりながら彼の絵画が飾られていた。パリに渡りピカソの絵で衝撃を受けた、とあったので、やはり岡本太郎の作品は、どことなくピカソを根底で意識しているであろう。そして、帰国し、日本文化のわび・さびをあえて否定する動きを取っている一方で、縄文土器の紋様に魅せられたり、晩年、沖縄などの民族慣習をわざわざ映像を撮りに行ったのは、彼が表現したい芸術が何であるのか、自身の日本人たるアイデンティティ探しをしながら、一生懸命模索していたのではないかと推測した。
岡本太郎の絵というのは、一見するとアニメーションっぽい絵も多い。これは父親が漫画家だったから、その影響もあるのだろうか、と思ったりもした。そして、彼の絵をざっとみると、必ず赤とレモン色のようなvividな黄色が使われている。岡本太郎といえばこの色の組み合わせ、というのが目に焼き付いた。
また、岡本太郎の代表作である太陽の塔の作成過程もビデオで紹介されていた。それにしても、岡本太郎を始め、丹下健三や黒川紀章など、この万博のパビリオン設計に関わっていたのは錚々たるメンバーだったのか、と驚いた。太陽の塔は丹下健三が設計していたパビリオンのテントの屋根を穴を開けさせ、くりぬけさせたとは!そして、今は公開禁止になっているが、太陽の塔の中も実は凄い芸術があるという内容もビデオで紹介されていた。非公開にしておくのはもったいない。。
最後には明日の神話のミニチュアがあるが、これは戦争に関係する絵画だが、岡本太郎は戦争に出征し、シベリア抑留まで耐えた人なのだ。これはか弱い芸術家とは程遠いイメージであるが、彼の強さは彼の作品の主たるものであるし、この明日の神話もシベリア抑留に耐えた憎しみ、戦争の虚しさ、経験した本人だからこそ成し得た作品なんだと感じた。
岡本太郎といえば、私の子供の頃はテレビに出ていた爆発おじさんのイメージで、会場ではそのころのCMやタモリとのテレビ番組なども見られて面白かった。その時の岡本太郎も懐かしかったが、展覧会での作品、経歴を学べたことはとても有意義だった。会期は5/8までなので、行っていない方は是非行ってみることをお薦めします。
生誕100年 岡本太郎展 http://taroten100.com/index.html  5/8まで
美術館鑑賞を終えた後は、千鳥ヶ淵へ。桜満開で圧巻でした。

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武道館北側の門
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北門からのここの桜並木がいつ見ても素晴らしいと思います。
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ボートからの外からの千鳥ヶ淵もいつか見てみたいですね。
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