旅行日時:2011年5月6日
9時間半のアレキパからナスカへの移動。ナスカが一番、事前に何も決めていなかった。地上絵も着いたら何とかなるだろうと思っていた。ナスカには朝7時ぐらいにバスが着くとして、バスは12時代のには乗らないとその日の夜の日本へ向かう飛行機には乗れないので、約5時間の滞在。ここで1歩でも間違うと帰国が危うくなるきちきちスケジュールだった。本当は後1日余裕があったら、リマに1泊するのがバスが遅れたときのリスク回避としては理想的だと思う。
自分の乗っていたバスは遅れること無く、大体7時ぐらいにはナスカのバスターミナルに到着した。ナスカはバス会社ごとにバスターミナルが異なり、Cruz Del Surのバス到着地はその会社のバスしか止まらないところだったので非常に小さなターミナルだった。ターミナルの中にはローカル人は入ることができないようにフェンスが張り巡らされているが、そのフェンスの外でナスカの地上絵の勧誘やタクシーが待っている。もう面倒臭いので、タクシーと地上絵のツアーを勧誘してきた男の条件に乗ることにした。取り敢えず、荷物を自分のホテルに置くことができるから、ということで、彼のホテルに行くことにした。
一眼レフのα33はバスに乗っているときはバスの中で邪魔になるだろうから、大きな荷物の方にいれており、荷物入れの方に預けていた。しかし、夜中にバスの中でノートパソコンにSDカードのデータだけ移そうとSDカードとノートPCだけはバスに持ち込んだのだった。しかし、結局自分は眠くて、このSDカードから画像データをPCに移すことをせず寝てしまった。今となってはこれがかなり悔やまれる。
そしてバスターミナルについて、すぐこのSDカードを一眼レフに戻すために預けていたゴロゴロリュックの中にあったα33を取り出し、ここでSDカードをいれて、ゴロゴロリュックともう一つ手荷物を持って、このナスカの勧誘の男の車に乗った。そしてホテルについて、程なくして気がついたら、あれま、一眼レフのカメラがない!ないないないないないない!!
相当探して、またバスターミナルにも戻って、車の中も探して、ホテルの中でも探したのだが、本当に一眼レフは消えてしまった。バスターミナルでは確実に一眼レフのカメラを手にとったので、バスターミナルから男の経営するホテルの移動途中に一眼レフを盗まれたと思われる。ここで一挙にテンションダウン。アレキパとコルカ渓谷の写真がなくなり、そして、一眼レフが一番必要なナスカの地上絵がこれからだっていうのに、ああ、なんてついていないんだ。旅行をして物を盗まれる、というのは、これが始めてだった。
しかし、時間もないので、頭を切り替えてナスカの地上絵を見なければいけない。そして残された時間は少ない。更に、どうなるかわからなかったが保険請求をするということは警察に行って調書を取らないといけないのでは?と思い始め、ナスカを出る前に警察に行くというミッションも追加され、ますます時間がない。ひとまずナスカの地上絵を見に行くことにした。
コメント
もうすぐペルーに行くのでたいへん参考にさせていただきました。ありがとうございました。
バスの移動中に盗難なんてヒドイ奴がいるもんですね!乗客の誰かでしょうか?
私は日程が中途半端なのでスーツケースで行くつもりなのですが、スーツケースごと盗まれたりするんでしょうか? なんだか急に不安になってきました・・
ゆきさん、私が盗まれたのはバスの中ではなくて、バスを降りてからなので、乗客が盗んだという訳ではないと思います。Cruz Del Surはローカル客はほとんど乗っていないので、乗客の質的にも問題はないかと。スーツケースも鍵をかける場所に預けるので、そこは問題は無いと思いますよ。心配させてごめんなさいね。
こちらこ勝手に不安になって変なコメントしてしまいすみませんでした。
カメラは本当に残念でしたね。気をつけていても盗られちゃうってことありますよね、というか盗る人が絶対悪いんですけど。
本当に素敵なブログで楽しませていただきました。ルートなんかも参考にさせていただいたりして。
ありがとうございました。これからも読ませていただきます。
ブラジル、チリ、ペルーからボリビアに渡った盗難車5,000台
昨日、在ボリビアのブラジル大使は、ブラジルからボリビアに渡った盗難車は何千台にも上ると発表した。