[+R]挑む力 – 世界一を獲った富士通の流儀

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レビュープラスさんから献本していただきました。ありがとうございます。

副題に「富士通の」と入っている通り、この本は富士通の事業を8つ取り上げ、困難に打ち勝った様をプロジェクトX風に紹介したもの。

  • 絶対にNo.1を目指す スーパーコンピューター「京」
  • 覚悟を決めて立ち向かう 株式売買システム「アローヘッド」
  • 妄想を構想に変える すばる望遠鏡/アルマ望遠鏡
  • 誰よりも速く 復興支援
  • 人を幸せにするものをつくる 「らくらくホン」シリーズ
  • 泥にまみれる 農業クラウド
  • 仲間の強みを活かす 次世代電子カルテ
  • 世界を変える志を持つ ブラジル/手のひら静脈認証  

「2位じゃだめなんですか?」ですっかり有名になってしまったスーパーコンピューター「京」。そして東証を支えるシステムである「アローヘッド」など、この本を読んでみて「富士通ってこんな事業やっていたんだ」というのが最初の感想だった。システム自体は重要で生活に不可欠なものもあるが、そのブランドは意外と知られてはいない。

全体を通じて共通しているのは、事業の中心となる人物は晴天の霹靂的にこの事業にアサインされ、「なんで自分が」という思いから仕事を始めているところだろう。富士通という会社は異動は会社から言われて従うもので、自分から動くという事はあまりないのかな、と感じた。また、事業というものはそう簡単に行くものではなく、泥臭く、何度も果敢に挑戦するようなストーリー仕立てになっている。スマートさよりも、The 日本の企業のど根性、という感じを受けた。似たような業界で働いている人には共感できる部分も多いだろう。しかし、仕事の泥臭さは裏を返すと少し無理を強いるような雰囲気をも醸し出すので、今後もこのスタイルで行うビジネスが是となるのか、そこは疑問を持った。

本は大体1日もあれば読めてしまったが、バランスとしては最初の方に持って来た話ほど、有名かつ重要な事業で、後の方は内容を膨らますのに探し出した話なのかな、とうっすら感じた。内容の緊迫さなどトーンが最後の方になると少し下がり気味になっていた気がする。

各章完結型なので、隙間時間で興味のある章からバラバラに読んでもいい。しかし頭から読んでも休日1日もあれば読める内容。スーパーコンピューターの京の秘話に興味がある人、富士通がどんな事業をやっているのか、興味がある人は読んでみるといいだろう。
 

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