旅行日時:2012/10/5
本当はこの日は朝からペルセポリスに行くはずでPars Tourist Agencyでツアーも頼んでいたのだが、結局行かなかった。何故ー?と言われるだろうが、翌週の出張が気になってしまい、仕事をしてしまった。あーあ。旅行のあとに出張なんてするもんじゃないね。
まぁ、負け惜しみをいえば、遺跡よりも、イランは人物観察、日常生活の観察が面白かった訳で、あまり遺跡は興味がなくなった、というのはある。
さて、昼からシーラーズの残りはエラム庭園、宿の近くのシャー・チェラーグ廟とマスジェデにでも行こうかと思った。金曜日なので、バザールは閉まっているので、シーラーズのバザールであるバザール・バキールは諦めた。まず最初に前の日買ったばかりのチャードルを一応持ってシャー・チェラーグ廟に行った・・・がここはかなり厳しい手荷物検査があり、事もあろうに、足下ぐらい気にしないだろ、とこの日に限ってサンダルを履いて行ってしまったら、入場不可を食らってしまい、宿にまた戻った。足の指が見えるサンダルをイラン女性でも履いている人もいるのだが、街中はいいのかもしれないが、聖廟はだめだということだ。あーあ。
気を取り直して、といいたいところだが、後回しにし、先にエラム庭園に向かった。昼の時間は閉まっていて、午後は15時に開園。この頃になるとアラビア数字を読めるようになっていたが、エラム庭園の入場料だけは英語の料金は4万リアルとペルシャ語の料金は1万リアルで異なっていた。外国人料金4倍!?ずるいな。イランって他の場所は外国人料金って取らないのに、ここだけ何故?(→後で調べると国営の施設は外国人料金撤廃したが、エラム庭園は私立なので、決まりの範囲外らしい。)
しかし、午後開園直後でチケットブースには行列がなしてる位の混雑さで、かつ、チケットブースの窓も小さい事から、私も素知らぬ顔でイラン人料金の1万リアルをだしたら、それ以上は何も言われず入る事ができた。やった(笑)
エラム庭園は行って左はバラ園なのだが、季節外れなので、パヤパヤ咲いているぐらい。
ちょっと中国っぽい絵も書かれている。なんか気の抜けるイラスト。
エラム庭園はシーラーズ市民のオアシスという感じで、お話をしながらお散歩でも以降というときに市民が来るようだ。それにしても、イラン人は公園好きだ。
シーラーズの街中にあるわりには、植物だけでなく、このような大きな芝生もある。
立派な木、南のイラン=乾燥していて緑なんかない、と思っていたら気を改めなければならないほど、緑が生い茂っていた。
エラム庭園が終わってから、再度リベンジでシャー・チェラーグ廟に向かった・・・がその前に腹ごしらえ。屋台メニューでよく食べてる人がいたトウモロコシの何かを注文。
ゆでたトウモロコシにコショウなどの調味料を混ぜたドレッシングをかけたもの。コーンサラダ?
ついでに人参ジュースも。思っていた以上に飲みやすい。健康健康。
シャー・チェラーグ廟はカメラは一切持ち込み禁止で手荷物を預けなければならない。しかし、カメラはだめなのだが、携帯のカメラはいい、というか見逃されているようで、廟の中でも携帯で写真を撮っているイラン人は沢山いた。最近の携帯のカメラの画質がよくなっていることわかってんのか謎な対応なんだが。。。イランの廟では結構、カメラは駄目だけど携帯カメラは黙認、という同じルールが適用されていた。
廟の前では絨毯が広げられており、ここで祈るもの、ぐだぐだしているもの、色々。異教徒は中に入れないとあったが、行ったら入れた。
塔の部分を拡大すると手!これはファティマの手で魔除けの意味がある。
そして、有名なステンドグラスがあるのだが、来たのが夕方だったため、光はもう入っておらず、あれ?
綺麗な絨毯も一面敷き詰められているので、絨毯の上でゴロゴロ。結構、ただすわって読書している人とかいた。
そろそろ夕方になってしまったので、これにてシーラーズの観光は終わり・・・と歩いていたらシュークリーム!?
買ってみた。中のクリームは生クリームだけだったとはいえ、皮は日本のシュークリームとほぼ同じで、再現性が高く、満足。イランにシュークリームがあるんなんてね。
今度はオレンジジュースを飲んだ。中に先客のグループがいて、私に向かってどこからきた?と聞いたので日本と言ったら「ジャパンはGOODカントリー」とここでも日本はいいという反応。
で、そのグループが何やらアイスのようなものを食べていたので、店の人にあれは何だ?と聞いたら、スプーンに一口くれた。麺のようなアイスがレモン味のシロップで覆われているファルでというシーラーズのアイスらしい。
まぁ、ペルセポリスは行けなかったけど、シーラーズはいい街であった。翌日はいよいよマシュハドだ。