Day11:プラハ国民劇場でのバレエ・くるみ割り人形とチェコフィル・ニューイヤーコンサート

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旅行日時:2013/1/1

元旦の日の夜はプラハ国民劇場にてバレエ・くるみ割り人形の鑑賞。国民劇場は立派なのだが、あいにくの外壁工事中だった。
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座席からのパノラマ写真。
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国民劇場、という名前の由来は、チェコという国はハプスブルク家支配の時代が長く、ドイツ語の使用が強制された時代が長く、そんな中、「チェコ語によるチェコ人のための舞台を」というスローガンのもと、この劇場が建てられた。しかし完成後、落成式が終わって程なくして、なんと、火事でできたばかりの国立劇場は焼けこげてしまったらしい。寄付を再び集めて、2年後に再建されて、晴れて国民劇場はスメタナのオペラで幕が開けられたのだ。
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歴史ある建物ではあるが、とても綺麗でメンテナンスがいい劇場だ。
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天井も豪華。
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オケピも覗いてみた。
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この日のくるみ割り人形はクリスマスバージョンということで、クリスマスキャロル版だった。くるみ割り人形といえば、ヨーロッパでは子供によく見せる演目のようで、客席にも子供連れが多かった。くるみ割り人形は、曲はあんなに有名なのに、実はバレエを見たことがなかったのだ。クリスマスキャロル版は少し話が違っており、人形兵隊が最初から踊ってたり、子供が10人でてきたりする。バレエを一通り見て、やっと組曲の曲がどの場面で使われているかわかった。
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バレエが終わって19時。17 or 18番のトラムに乗って川沿いを北上し、今度はRudolfinum(ルドルフィヌム)に向かった。
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そこに現れるはルドルフィヌム。メインの建物はドボルザークホールと呼ばれ、こちらはチェコフィルハーモニーの本拠地。
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この日はチェコフィルのニューイヤーコンサート。実は気がついて予約をしたときには、200コルナ(900円)位の2階の柱の後ろ、という最悪の席しか残っていなかった。チェコフィルのチケット購入のページはあまり作りがよくなく、クレジット決済もできたのかもしれないが、よくわからないまま進んでいたら、予約のみの申し込みで、支払いは当日チケットブースでするような取り決めになっていた。カスチケットだしなぁ、、とあまり乗り気ではなかったのだが、でも、もしかしたら、直前に行ったらいい席が余っているかも?そうしたら、いい席に取り替える交渉をしよう、と考えていた。

チケットブースに着いたのは19時半頃。チケットブースで自分の予約番号を告げたが、もっといい席は無いの?と聞いたら、余っている席があるではないか!1階席の前から3列目センターの席に取り替えてもらった。ラッキー!チケットの値段は1000コルナで4500円位。チェコフィルが4500円だなんて、安い!
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さすがに前から3列目の席。ステージが近い。ホールはオレンジを基調とした装飾でまとめられていた。生花があるのがニューイヤーらしい。
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ホールの後ろ側。それほど大きなホールではない。元々の私の席はこの柱の後ろ側。あそこからならほんと目の前が柱でステージなんて見えなかったかもしれない。
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ニューイヤーコンサートの指揮はイルジー・ビエロフラーヴェク(Jiří Bělohlávek)。チェコ人指揮者で、チェコフィルには20年ぶりに復帰。1回目の就任は1990年。評判は悪くはなかったと思うが、共産主義が崩壊して直後で、オケも民主化の動きが加速し、3年程でドイツ人指揮者に常任の座を明け渡した。しかし、ピエトフラーヴェクはその後、新生のプラハ交響楽団を作って成長させ、また海外でもBBC交響楽団やベルリンフィルなどと共演し、チェコフィルを離れてからどんどん名声が高まって来たらしい。そして、巡り巡って2012年に約20年ぶりにチェコフィルに再び返り咲いた。
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チェコフィルのニューイヤーのプログラムは以下
前半:
ヴェイヴァノフスキー;ソナタ「狩り」ニ長調
スメタナ;歌劇「売られた花嫁」への序曲
フィビフ;ヴァイオリンとピアノの為の「演奏会用ポロネーズ」ニ長調
ドヴォルザーク;歌劇「ジャコバン党員」より二重唱『わたしたちは外国を彷徨しました』 スク;祖国新生に向けて

後半:
ロッシーニ;歌劇「セヴィリアの理髪師」への序曲
R.シュトラウス;ホルン協奏曲変ホ長調より、1楽章
ベルリオーズ;序曲「ローマの謝肉祭」op.9
アダムス;ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
フチーク;フィレンツェ行進曲op.214

いやー華やかなオケだった。ホールもすごく良かった。いわゆるオペラ座のような箱ホールで反響板もないんだけど、残響は結構あったように思えた。今回の旅行の中で、ベルリンフィルの次ぐらい、いや、同じくらいよいと思える演奏がチェコフィルだったと思った。

すごかったのがコンマスのヨゼフ・シュバチェク。前半は彼はコンマスをやらないでフィビフ;ヴァイオリンとピアノの為の「演奏会用ポロネーズ」ニ長調のソリストとして出て来た。これがむちゃ難しそうなのに、さらりと弾いた。そんで彼はオケで一番若いんじゃないかな。後で調べたらそれもそのはず、去年24歳でチェコフィルのコンマスになったらしい。

シュトラウスのホルン協奏曲もよかった。そしてオケは2曲目のスメタナの売られた花嫁の序曲、これもすごい弦は難しいのに、さすが自国の作曲家の作品、弾きこなしていた。音量もすごかった。特に金管楽器の音の厚みと言ったら!

そして、アンコールは3曲も演奏してくれた。悲しきワルツ、コウモリ、あとひとつ曲はわかるけど、タイトルが思い出せない!チェコフィルはオレンジがテーマカラーなんだけど、そのオレンジのような、きらびやかな演奏だった!終わったあとは文句無く、客席中でスタンディングオベーション。チェコフィルはチェコ人作曲家の曲、スラブの曲をやらせたら、本当、右に出るオケはいないと思うくらい、熱い演奏をするオケだと思った。やっぱりこれは、チェコという国が歩んで来た歴史がメンバーの心にしみ込んでいるからなんだろうな。本当に聴いてよかったと思える演奏だった。

結局観光はあまりしないで、バレエと演奏会をはしごすると、もう夜は10時過ぎ。プラハ城の夜景をみながらメトロに乗って、ホステルに戻る事にした。
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プラハって街はトラムはレトロだし、メトロの高速エスカレーターや次の列車が来る案内もホームに無いので、ドイツのような便利さは皆無。旅の最初のハンガリーを彷彿させるかのようだった。何となく東欧の共産国の雰囲気がまだ残されている。
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