初めての歌舞伎鑑賞@三月花形歌舞伎

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歌舞伎を見に行きたい、となんとなく思ってはいたものの、東京に住むようになってからは1度も見に行ったことはなかった。オペラやミュージカルは東京でも海外でも見ているが、同じように歌と舞のある歌舞伎も日本人として見ておくべきなんじゃないだろうか、と特に今年に入ってから思うようになった。

ある時、何の気なしにグルーポンをチェックしていたら、LUXAというサイトで、三月花形歌舞伎の1等席13000円がほぼ半額の6800円で出ていた。お、これって、もしかしたらいい機会なのかも?と思い、行くことにした。演目は夏祭浪速鑑と高坏、演目の良しあしは解らないけれども、主演は両方とも市川海老蔵なので、話題の人だしいいのではないかなと予想して買った。多分場所が歌舞伎座ではなくて、ル テアトル銀座という歌舞伎用の劇場じゃないので、グルーポンにでてたのかなぁ?理由はどうであれ、安く見れるのはいいことだ。

私が行くと言ったら、同じく歌舞伎に興味があった友達が出てきて、一緒に行くことにした。土曜日の昼11時半の公演のためにル テアトル銀座には11時ごろ到着。ここも5月には閉館するらしく、歌舞伎で使用するのは今回が最後のようだ。
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海老蔵のポスター。やっぱり雰囲気違うもんだね。
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グルーポンのチケットを松竹受付でチケットに変えたら、前から4番目の左端の席をもらった。端ではあるが、舞台に近いので悪くはないだろう。歌舞伎は初めてなので、解説を流してくれるイヤホンガイドを借りることにした。イヤホンガイドは650円に保証金1000円で、終演後返却すると1000円が戻って来る。
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イヤホンガイドと3月のイヤホンガイドのチラシ。どの公演でも日本語ガイドはあるらしく、時々英語のガイドが入る歌舞伎もあるようだ。
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舞台はもう一つ上の階。出演者に対しての花の数々。
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そして、客席へ。和だな~。
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自分たちの席はここ。すごい舞台が近い!端の席だが、角度はそれほど気にならなかった。
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前半は夏祭浪速鑑。江戸時代の芝居で、上方の話なので、出演者は大阪弁。海老蔵演じる団七は牢屋から出てきたばかりでひげはぼうぼう、髪はぐしゃぐしゃ。後見人の三婦が迎えにきて、床山に髪を整えさせると別人のように見違えた。海老蔵って声が結構甲高く、ちょっと詰まった感じがするが、これは役のせいもあるんだろうか?面長で顔が大きいが、目鼻立ちがしっかりしているので、化粧をすると顔が映える。基本、海老蔵って立役(男役)の役者だと思うが、今回は女役もやっていた。背が高くて、濃い顔なので、ちょっと合わなかったけどねw 珍しいもの見させてもらった。

話は後半になるほど面白くなり、最後の義父を殺す場面はハラハラして見物。そして、舞台の上で義父を刺した血を洗い流すシーンは、舞台の上で本当の水をかぶっていて、あれは寒そう!しかも1日2回公演だから、海老蔵は毎日2回水をかぶっているのか。最後は御用(警察)が海老蔵を犯人としてとらえるのに屋根に追っかけてくるシーン。御用が海老蔵に襲いかかるときに宙返りをしたりして、アクションが見物。2時間半の演目だったが、かなり楽しめた。最初はイヤホンガイドをしっかり聞いていたのだが、片耳が塞がると舞台の声が半分聞こえないので、途中からイヤホンは必要なところしか聞いていなかった。次の時はイヤホンガイドはいらないかもしれない。

前半が終わって休憩25分。周りのベテランのお客さんは、廊下でお弁当を広げて食べだした。これが歌舞伎って普通らしい。11時半から始まって、休憩時間で2時、昼を食べないとお腹が空くのだ。会場でも幕の内弁当が売っているが、持ち込みも全然OKのようだった。幕の内弁当の由来は、この歌舞伎で食べるお弁当が始まりだったとか?

後半は裃を着た海老蔵が一人舞台の真ん中にいて話し始めた。兄と慕った勘三郎さんと父・団十郎さんの思い出話をしてしてくれた。勘三郎さんは本当にお酒とゴルフが好きで、よく海老蔵をつれて朝まで飲んで、そのまま歌舞伎座に行った事もざららしい。お父さんの団十郎さんは本当にやさしく、それでいて几帳面なところなど、その話は彼が息子だから知り得るエピソードとして沢山話してくれた。2人とももう、この世にはいないので、海老蔵が懐かしがる様子をみて、ちょっとホロリときた。2人の後、歌舞伎界をしょって歩いて行こう、という海老蔵の心意気を感じた。

後半は歌舞伎狂言の高杯。舞台はお囃子の人たちが2段にわたって座っており、演奏をバックに歌舞伎風にアレンジした狂言が歌舞伎狂言という分野らしい。海老蔵は気のよい次郎冠者の役。狂言はドリフのようなものだ、と後に友達に指摘されたが、確かに、笑いのエッセンスはドリフににているかも。この高杯のネタなんて、高杯がどういう形のものか知らない次郎冠者が、たかつきーたかつきーって叫んで道を歩いていたら、たかあしーたかあしーって叫んでいたいた高下駄(高足)売りに捕まって、高下駄売りが、下駄の上に杯を乗せたら、ほら、いいだろー?って次郎冠者が騙される、という話。最後楽しくなってしまって、次郎冠者も高下駄売りも酒を飲みすぎ酔っぱらい、主人のお殿様がかんかんに怒る前で、酔っぱらった次郎冠者が、その間違って買って来た高下駄を履いて、タップダンス風に踊ったら、怒った殿様も楽しい気分になって、一緒に踊って、めでたし、という話。うん、こうやってかくと、まさに展開はドリフ(笑)

この高杯は勘三郎さんの評価が高く、海老蔵の演技も勘三郎さん直伝のもの。youtubeに勘三郎さんの高杯があったので載せておく。こうみると海老蔵も頑張っていたけど、勘三郎さんの方が更にすごいな。

11時半から始まって、終わったのは3時。3時間半めいいっぱい楽しめた。歌舞伎ってもっと訳の分からないものだと思っていたが、意外とわかるし、楽しい。また今度、歌舞伎座がこけら落としするので、また行ってみたいという思いが強まった。

家に帰って来てから、より歌舞伎をしろうと手に取った雑誌。ちょうど歌舞伎座こけら落としで歌舞伎を取り上げていて、内容もメジャーな演目や歌舞伎のイロハ的なものが載っていて、歌舞伎を学ぶのにはいい内容だったのでおすすめしておく。

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