出張期間:2013/7/21-26
パリ・オルリー空港着は夜9時半ぐらいだった。オルリーは初めて来たけれども、LCC専用空港という位置づけになっているようで、easy jetやvuelingなどを見かけた。しかし、CDGと違って、夜9時を過ぎると便もほとんどなく、空港は閑散としていた。
9時半ぐらいだと空もかなり暗くなってはいるが、真っ暗ではない。やっぱり欧州の夏は日が長い。タクシーに乗って凱旋門の近くのホテルまで向かった。この時乗ったタクシーがそれこそCrazy Taxi並の喧嘩っ早い運転手でほかの車はあおるわ、口げんかしだすわで大変だった。
やっと凱旋門。シャンゼリゼ通りには数日前に行われたパリ祭の座席がまだ残っていた。
しかもタクシー運転手、ホテルの場所を間違えて、結局私がiPhoneでナビをする羽目に。やっと10時半くらいに到着したHôtel Tilsitt Etoileはいかにもパリのミニホテルという感じで、かわいらしいロビーだった。
部屋は狭い!でもパリだと仕方がないね。Wifi完備で仕事には十分。ベッドの左側のドアはバスルームへ。
アメニティはロクシタン。こういうセンスがいいのがまたパリっぽい。
さて、ベルリンのLCCのターミナルではたいしたものを食べていなかったので、夜ご飯を食べにパリの街へ。しかし、ホテルの周りの店は10時を過ぎるとことごとく閉まってしまい、店を探すのは難儀だった。調べて遅くまでやっていることがわかったBrasserie La Lorraineに行ってみた。ん、ここ、実は昔パリ在住の友達に連れてきてもらったことがある牡蠣の店だ!と行ってみて気が付いた。
同行者たちは夏だし、牡蠣は怖いと言っていたのだが、私は果敢にも挑戦。牡蠣10個セット。4種類の牡蠣が載ってきたが、このサーブする皿は数人分を載せてくる用なので、少々さみしい盛り付け。
いやー、しかし、牡蠣は夏だけどおいしかった!おなかのほうも大丈夫だった。だって、この店、年がら年中シーフードで売っている店だから、食中毒なんて出るはずがない、と信頼していたのもあったし。
牡蠣は前菜で、あとはスープ・ド・ポワソンを頼んだ。ベルリンが肉料理ばっかりだったので、魚の味で満足。パンやチーズ、ルイユを入れると、メインを頼まなくてもこれだけでおなか一杯になった。
翌朝は10時にホテルをチェックアウトすればよかったので朝遅いスタートだった。しかしさすがに疲れており散策の元気も、朝食を食べる元気もなかった。しかし、同行者たちに言わせると、ホテルの朝食のクロワッサンはやっぱりおいしかったらしい。うー、行っておけばよかった!
結局凱旋門あたりの街並みを歩いて見ることなく、タクシー移動。
そして、オフィスはラ・デフェンスあたりなので、いわゆるパリっぽい歴史的な建物はなく、東京のようなオフィス街で殺風景。
パリのまともな食事はパリオフィスのスタッフが連れて行ってくれた。
パリと言えばフォアグラ!季節は冬なのは知っているけど、食べちゃった。おいしいね。あー、ソーテルヌの貴腐ワインと食べたかった。
そして、私のメインはマグレ・ド・カナール。肉は一枚一枚スライスされているのが重なっていて、肉の中が半生でジューシー。ソースが少し甘酸っぱいのが特徴的だった。ドイツの無骨な料理と比べると繊細。
サワラ?かな、魚を食べていたりした。味のバリエーションがやっぱりフレンチのほうがドイツ料理よりある。
さて、仕事がおわり、今度は17:45発のユーロスターに乗るため、タクシーで北駅へ。パリはこの日、30度を超える猛暑で、すがすがしい欧州を期待していたが、かなり暑かった。タクシーで最後凱旋門通り過ぎたけど、これっきり!また、来たいな、パリ・・・・仕事じゃなくてね。
そして北駅に到着。スリのメッカなので、iPhone、カメラ、財布に注意。
実は初のEurostar搭乗だった。北駅はベルギーに行くタリス、フランス国内のTGVとの共同駅舎になっており、Eurostarの搭乗口は2階。列車は1階に停車してるのだが、イギリスに行くので、EUからの出国審査とそして、イギリスの入国審査を一緒に行うのだ。ぱっといって、パッと乗れるわけじゃないので、1時間以上前には到着している必要があると思う。
EUを出国し、イギリス入国状態のエリアから見える駅。手前のEurostarが我々が乗る車両。ヨーロッパのフォーク型の駅ってやっぱり趣があって好きな風景。
結局パリでは何も買い物ができず、今後向かうイギリスでは更に食にはで期待できない。ちょうど北駅のイミグレが終わってホームに降りる手前に免税店があり、CDGにも入っているROUGIEの店があった。そこで、マカロン、フォアグラ、パテ、フォアグラ用のソーテルヌの貴腐ワインのハーフボトル、サンテミリオンの赤ワインを購入。これでフランスは満足w
ユーロスターはどうも我々の便は電気系統の故障かなんかで30分ほど遅延。やっと乗車。
乗ってからはまずはリールに向かって列車は走る。やっぱりフランスって農業国だなー、という風景。
結局ドーバー海峡を潜っている時間ってたかだか15分くらいだった。ちょっと雨模様のイギリス側。
それにしても、ベルリン、パリと弾丸すぎた。