Day8:ロシア最終日のはずが、帰国不能・・・パスポート&財布盗難事件@サンクトペテルブルク

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旅行日:2013/8/4

サンクトペテルブルク最終日。飛行機が14時半だったので、昼ぐらいまでは時間があった。本当はエルミタージュの2日券を買っていたのでエルミタージュに行くと当初は考えていたのだが、なんだか面倒になってしまって、カフェでのんびりしてから空港に行こうとした。サンクトペテルブルクは街の普通の道のアーチもきれいだな、と思いながら・・・・。
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プーシキンのバスツアーの出発地であった、ネフスキープロスペクト駅近くのカフェ・Abrikosovのテラス席で最後のロシア料理としてランチで食べようとしていた。まずはビール。
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そしてボルシチ。
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そしたら、このボルシチを食べ終わった11:30頃、このカフェのテラスでショルダーバッグを盗まれてしまったのだ。私はテラスではあるが、歩道から結構離れている建物の壁側の席に降り、結構奥だという油断で、ショルダーバッグを3人テーブルの自分のすぐ横の椅子においていた。そしてiPhoneに夢中になっていたので、実は人の気配に全然気が付かなかった。気がついたのはiPhoneのネットワークが切れたからで、つまりショルダーバッグのなかのポケットWiFiがそこからなくなったため、「バッグがない」と気がついた。

バッグの中には財布、パスポート、ポケットWifi、デジカメが入っており、それら全てが盗まれた。他の大きな預け用のラゲージ、PCが入っていたリュックは無事、一眼レフのカメラはラゲージにいれていたので盗まれなかった。iPhoneは手に持っていたのである。サンクトペテルブルク空港発の飛行機は14:40だったので、12時ちょっと前にタクシーに乗って行けばいいか、と思っていた。しかし、パスポートがなくなった時点で出国不能である。頭が真っ白になった。

記録として、このカフェの場所を記しておく。グーグルマップ上では以下の青いポインタの店。ネフスキープロスペクトの駅近く。
map2

右側の少しへこんだところには水色の教会。
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カフェの向かいには塔。
scene

カフェの全貌はこれ。Abrikosovというカフェで、私は左側のカフェ店内出入口のすぐ右の壁側の席にいた。
cafe

カフェの人にカバンは見なかったか?と聞くと、知らないと言う。周りの人に聞いても誰も怪しい人は見ていないとのことだった。カフェの席には結構人がいたが、そういう反応だった。隣の席のおばちゃんは「ほんとかわいそうに」と同情してくれるが無いものはない。

メインの料理が来たところだったが、カフェで食べるどころではなくなった。カフェの人には「まずはホテルに行って、ポリスに行って何とかしてもらいなさい」と言われた。お金はもちろん無いから払えない。カフェの人は「その大きな荷物をカフェに残して、後でお金は払いにきて」と私に言った。食事代の代わりに荷物が担保になった。

カフェからホステルは徒歩10分くらいだった。ホステルに戻る途中にソフトバンクのローミングをオンに切り替え、在サンクトペテルブルクの日本大使館の番号を検索して番号を探し出した。電話してみるが、この日は日曜日。緊急の場合、という番号の案内があったのでその通りに進んだら女性の声がした。

大使館の電話の女性はパスポートのことにたどり着くまでに現金はあるのか、パスポートのコピーはあるのか、クレジットカードはあるのか、戸籍抄本を取れるひとは日本にいるか、ということを聞いてきた。パスポート番号も私は暗記していたので、それも伝えた。そして最後にパスポート再発行のために必要な事項の確認となった。まず、写真が必要、戸籍抄本が必要なので、日本の家族にとってもらってと言われる。そしてこちらの携帯電話番号とホステルの情報を聞かれた。そして折り返す、ということで一旦電話の会話終わった。そして、ホステルについた。

12:00頃
ホステルはWiFiが繋がるのと、インターネットフォンで国際電話が無料でかけられるので戻る価値はあった。ポリスの位置も教えてくれた。そして国際電話でクレジットカードを止めにかかった。メインの三井住友ビザカード、ダイナースをまず止めた。一枚一枚、止めるのに確認が入り結構時間がかかる。iPhoneでホステルのWifiを使いながらクレジットカードの紛失盗難ダイヤルの番号を探し出したし、ホステルのカウンターにあるインターネット電話でその番号にかける。30分で2枚くらいしか処理できない。そうしているうちに、自分のあるもの、無いもののをもう一度再確認した。

盗まれたバッグに入っていたもの

  • パスポート(マイレージカード全部入りのポーチに入っている)
  • 財布(現金25000円、200USD、1500ルーブル)この日に限って現金が多かった。。
  • クレジットカード、免許証、健康保険証、銀行カード
  • デジカメ→今回はほとんど使っていないが、出張の写真が入っていてなくなると痛い
  • ポケットWiFi(レンタルのもの、なくすと罰金)
  • iPhone用モバイルブースター(10000mAhの大きなもの)

別のPCカバンに入っていて盗まれなかったもの

  • PC
  • 外貨の財布(米ドル300ドル、人民元1200元、韓国ウォン50000ウォン)
  • 定期入れにいれていたJALスイカカードJCBつき

盗まれた当時は現金なんて持っていないと思ったが、落ち着いて探すと預入カバンに外貨用の財布を入れていたのを思い出した。残っているのは米ドルと人民元と韓国ウォンクレジットカード1枚。JCBはシーラスから引き出せるので、探せば使えるかもしれない。

ダイナースと話している最中に大使館の男の人から電話がiPhoneにかかって来た。女性の話に基づいて、男性が「これは本当にまずいです」と。特にロシアという国は滞在にビザがいるので、パスポートを無くする=ビザもなくなる、滞在中に保持する入国時にもらう書類もない、というのが最悪状況らしい。また、警察に行ったところで、ロシア語が話せないとまず相手にしてくれないから、行っても無駄です、とのことだった。

「まず、大使館にこれますか?」と聞かれた。遅くなれば遅くなるほど、出国ができなくなる。最低でも3ー4日、かかるときには1週間は考えた方がいいと言われる。その覚悟でまず、今日、明日泊まる宿の目星はあるかとも確認される。また、クレジットカードを止めるだけではなくて、銀行カードも止めてと言われる。銀行の方が引き出されたらもう終わり、ということらしい。一旦電話を切り、またかかってきたが、こちらも銀行と話しているところだった。「まず何時に大使館にこれますか?」と。「遅くなればなるほど、出国がどんどん難しくなります」と焦った空気が電話でさまよう。折り合いつけて14時半までには行きますと返事した。

13:30頃
ホステルに空室を聞くと、あるよ、とのことで、宿問題は解決された。数日先まで空いてるとのことで、お金の払い方も財布がないから相談しないと、というと、わかってるわ、事情が事情だから、と暖かく言われる。

クレジットカードはどうしても数枚の連絡先が分からなく、面倒になってしまって2枚は止めずに諦めた。銀行カードはメインの三井住友はすぐ止め、ジャパンネット銀行はインターネットで止めることができるのは便利だった。シティバンクは最近使ってないが、そもそも住所変更を忘れていて、ロック状態だと判明した。道理で最近全然引き出せないな、磁気でも弱ったか?と思っていたのだ(苦笑)

クレカを止めるより、大使館に早く行くのが先な気もしてきて、諦めたカード2枚はそのままにして、大使館にむかった。大使館はエルミタージュ美術館の近く、そういえば初日に通った道に日の丸のある建物があったなと思い出した。領事館は運河沿いの日の丸の建物の裏に入口があった。

14:00
予定よりも早く大使館の領事館に着いた。領事館の中で事情徴収。カフェの話、盗まれたものの確認。そして電話の人が、今後の手続きに対して説明してきた。

手続きは

  • 警察で証書をもらう(盗難日の日曜当日中に)
  • パスポート、ロシアビザ用の写真をとりにいく
  • 日本国パスポートを作成する(月曜中になんとか発行まで)
    帰国のための渡航書ではロシア当局は出国させてくれないのが、この国らしい。だからパスポート作り直し。5年、10年、どちらか選んで日本円の10000円、15000円にあたる額をルーブルで支払い必要あり
  • パスポートができたら、ロシア外務省に行き、出国ビザの手続き。
    これがもっとも大変で、こっちの事情なんて知ったこっちゃないから申請日に出るとは限らず、2ー3日、もっとかかるかもしれないと。

ロシアという国でパスポートをなくすと、最後の出国がものすごく大変なのだ。シェンゲン協定国は日本のパスポートだけで出してくれるのかもしれないが。。。「この国でパスポートをなくすのは相当大変ですよ」とまた深刻に言われた。本当に大変なことになってしまった。また、ここで、私の手持ち現金がいくらあるかの確認。探したら300ドルあった。当面は何とかなりそうだ。それからまずは盗まれたカフェに行くことになった。

14:30頃
カフェに到着。なかに入って荷物の引き取りと私が食べたものの会計をした。

14:50頃
警察署着。ロシア警察は携帯ばっかりで話していて、目の前に人がきているのに、対処をなかなかしない。10分くらい経って、やっと用件を聞いてくれた、といった状況。15分くらいはかかった。そうしているうちに、大使館の人に電話がかかってきて、なんと、私のパスポートが5つ星ホテルのグランド・ホテル・ヨーロッパでみつかったとのこと。なななななーんと。そんな奇跡があるのか???!!!大使館の人もこれであとはビザの有効期限内に出国をすることを第一にしてください、と作戦変更となった。

15:20頃
私のパスポートがみつかったとの連絡をくれたグランド・ホテル・ヨーロッパに着いた。フロントに行くと、奥から私のパスポートだけではなくて、カバンごとでてきた!!!このホテルの男性用トイレのゴミ箱にあったのを清掃員が見つけたと。スリがここのホテルで現金だけとって、あとはここに捨てて返してやるか、というせめてもの温情なのだろうか?

確かめたら、盗まれたのは財布の現金とデジカメ。クレジットカードも銀行カードも全部残っていた。実は先週の出張のレシートも全部財布に入っており、あれもなくしたらかなり痛い、と思っていたのだが、それも全部残っていた。タイムズプラスのカードも、まだ半分も使ってないまとめ買いしたフェイシャルの回数券も。ふーーー。不幸中の幸い。加えて、ポケットWiFiもあった。これも助かった。1日だけ延滞払えばなんとかなるかな。あと、カメラはなくなっていたが、カメラの中のSDカードは残されていた。これもスリの温情?運転免許も残っていた。

15:30ごろ
ホステルまで送ってもらって、あとはとにかく出国してください、とのことだった。ここで、大使館の人とは別れた。

パスポートが出てきたことで最悪の事態は脱した。しかし、次なる課題はどうやってロシアを出国するかに切り替わった。既に乗るはずだったJALのモスクワ線は出発してしまったので、ビザの有効期限であるあと1日でどう出国するか、である。猶予はあと1日。

ちなみに、後から調べてみると、ネフスキー大通りのネフスキープロスペクト駅の近くは「スリ」を生業に生活しているジプシーがたくさんいて、スリのメッカとのこと。よりによってそんなところでうろうろしていたので、私は恰好の餌食だったのだろう。

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