旅行日:2014/1/4
アパートをチェックアウトして、全ての荷物を持ってまずはストックホルム中央駅に向かった。ここの駅は内部は近代的で、なんとなく品川駅の連絡通路のように感じた。
地下に降りると滞在中はよく立ち寄ったCOOPがあり、とても便利。
そしてCOOPの割と近くにロッカーがあるので、ここに荷物をいれて観光する予定でいた。ロッカーの位置は前の日にチェック済み。
ストックホルムは現金をまったく引き出す必要がなく、全てクレジットカードでことが足りたのだが、このロッカーもカード支払い可能。Large Boxというほうが大きなスーツケースも入るくらいの大きさ。4時間のLargeは80SEKって訳1,200円か・・・日本だと600円ぐらいなので、倍の値段。高い(涙)ロッカーは混んでいて、特にLargeの方を探すのに苦労したが、ちょうど荷物を出している人がいて、すぐに入れられたのはラッキーだった。
荷物を預けて向かったのはこちら、ストックホルム市庁舎。ここは毎時00分に内部を周るツアーをやっているのだ。しかし、このあたりを歩いている段階で00分ぐらいで、少し焦って向かった。ツアーのチケットは売店で買うのだが、参加できるか、と聞いたら、今ならまだすぐそこにグループがいるからまだ大丈夫よ!と5分遅刻くらいなら何とかしてくれて助かった。
市庁舎はノーベル賞のノーベル賞の祝賀晩餐会場として使われる由緒正しい建物。入ってみると外と同じく煉瓦の内装で素敵!市庁舎がこういうところってホントうらやましいなと思う。
ところで、この入って最初のホール、煉瓦色だが「ブルーホール」と呼ばれる。これは設計段階時に本当は煉瓦の上に青いペンキを塗って、海を表現しようとしたらしいが、作ってみたら、煉瓦のままでいいじゃないか、と急遽設計変更したとか。しかし、名前だけが構想段階のまま、今に至るまでブルーホールということになったらしい。音響もよく、とても美しい空間だった。ここを見学し終わったら、大理石の階段をのぼり奥へ。
表に出ない通路までも手が込んでて汚さを感じない。日本だと特に経済成長時の古い建物=古臭いと感じてしまうが、欧州の建物はそれを感じさせないのが、いい。
さて、通路を歩いていくと、木の内装に切り替わり、奥の部屋に入ってみると・・・
市議会の会議場である。そしてここは天井が必見。バイキングの船の船底をイメージしてデザインされたそうだ。
ここの天井はもともと蓋をする予定だったが、絵をかいてみたら、これがなかなかいいんじゃないの、ということで天井を開けたまま絵をかいてしまったという。ブルーホールといい、この市庁舎を設計した人は、ずいぶん建ててからのひらめきで設計を変えてしまった人なんだな (^^;)しかし、この天井の絵がまた素晴らしく、どの国の議会場と比べても、芸術的にはかなり見る価値のある建物だと思った。
天井と全体を別の角度から。ほんと、首が痛くなるくらい上をずっと見ていたいほど素敵だった。
そしてまた次の部屋へ。天井が特徴的な六角形の間でオバーレンという部屋。結婚式が開かれるらしい。最も長い結婚式で3分、短くて30秒と言っていた。まぁ、宣誓するだけだからそのくらいなんだろう。
そして次はフランスから送られたというタペストリーの間。フラッシュ使用禁止。
反対側にはフレスコ画の壁。このフレスコ画の幅に合うように、広間の柱の幅が決められているそうだ。ストックホルムの市庁舎すごすぎる。その辺の美術館のレベルを超える芸術が収められている。
そして最後の見学の場所はゴールデンホール。いやー本当に金ぴか。
ただきんきらきんなだけではなくて、ここはモザイク画がすばらしい。
しかし、ここの壁の上だけ、ピンク色の部分がちょっと削れてる。これは天井の分を考えず、デザインしてしまったとかガイドさんが言っていた。
ドアの間の柱のモザイクもすごいもの。動物のモザイクがかわいい。
しかし、宗教画ではあるが、ちょっとパロディのような絵なので、それがまた、面白く感じた。
ゴールデンホール中央のモザイク。この女王の絵すごかった。ただただ圧巻された。
ずっと見ていたいけれど、ツアーガイドがもう行きますよ、ということで退散。夏よりは観光客も少なく、大混雑でない中で見られたのはよかった。
ゴールデンホールを抜けると、最初に見たブルーホールに戻る。そしてガイドさんの説明を最後にきいて、解散。正味1時間。ここはストックホルムにきたら絶対来るべき!多分王宮よりも価値があると思う。
市庁舎の売店。王宮には無かった民族衣装のスウェーデン王室ご一家のポストカードを買ってしまった。
旧市街を臨むこの景色が美しかったりするんだが、青空じゃないといまいちだった。
飛行機は17:20発なので、中央駅を出るのは15時前後。市庁舎見学を終えて約13時だったので、ストックホルム滞在は残り2時間! 次に向かったのは・・・・。