旅行日:2014/3/22
あまりヤンゴンでやることは考えていなかったのだが、とりあえず、中心部にあるヤンゴンで一番大きなボージョー・アウンサンマーケットにタクシーを向かわせた。マーケットは大きな建物と、その周りに小さな建物が密集している感じで、結構規模が大きい。
マーケットの中はエリアによって売っているものがわかれている。こちらは宝石商。
世界の民族衣装を集めているので、ミャンマーではやっぱりロンジー(巻きスカート)を作ろう。マーケットの中にいはこのように布屋さんがあるので、自分の好きな布をまずは選ぶ。種類が多くて目移りする。色の違いだけでなくて、素材の違い、シルクが入っているか、とか、婚礼用か、とか。この店は割と普段着用。
おばちゃんから2種類のロンジー布を買う。エンジ系のと黒地に濃薄ピンクの刺繍が入ったものを買った。本当はもっと体にフィットさせたオーダーを期待していたのだが、ここは布にひもをつけることしかやってくれなかった。オーダーロンジーはどこで作れるんだ??まぁ、巻きスカートとしての用途だからこれでいいっか。。
マーケットの中を歩いていると、ロンジーはロンジーでも先ほどとはちょっと違った柄の店があった。インドネシアのバティック柄に似ているかも?
店にいたおばちゃんは、なんと日本語が話せた。東京に住んでいたらしい。「これはインドネシアのよ」と言っていたので、予想は当たっていた。こっちのほうが薄くて旅行で水着の腰に巻いたりするのによさそうだったので1つお買い上げ。これも布にちょいと縫い付けるから、としばし待つ。
すぐ向かいが裁縫するところで、私の布にウエスト芯をつけていた。このロンジーは巻きスカートではなくて、筒状になっていて、足を通してから、襞を織り込んでウエストは結ぶなり、織り込む感じで着る。
ロンジーもこちらは婚礼とかパーティー用。シフォンの生地がメイン。
マーケットの外に出てみる。デーツを売っている。食べるのには少し勇気がいる。
マンゴージュースおいしかった。ただし、衛生状態はノーコメント。おなか壊したらその時はその時。
こういう体にぴたっとしたロンジーをミャンマー人は着ていて、結構かっこいい。上と下の色の組み合わせをきちんとコーディネートしていて、センスがいい。
ロンジー買い物したところで暑くて疲れた。昼も過ぎてるし、何か食べようにもミャンマーはあの脂っこいカレーしか頭に浮かばないので、目に入ったヤクンに入ってしまった。別にミャンマーで入らなくてもいいけどさ。クーラー効いて気持ちいい。ヤンゴンは都会だな・・・・。
ヤクンを出てから、スーリーパゴダに向かうべく、ぶらぶらとヤンゴンを街歩き。
ヤンゴンはイギリス植民地の影響を受けてか、洋風のコロニアル朝建物が結構あることが意外だった。
建物は欧州っぽいのだが、お坊さんが歩いている、このミスマッチさがヤンゴン。ヤンゴンは普通の都市だから面白くないよ、とも言われたのだが、私にとっては、この文化のmixtureがとても面白いと思った。
街のど真ん中にスーレーパゴダ。パゴダの周りはロータリーになっていて、都会のパゴダ、という感じ。観光客向けというのもあり、このパゴダは入場料5ドルほどとられた。
同じ仏教徒でありながら、私は年に何回お寺に行くのかな、と考えてしまった。。。
スーレーパゴダから出て、建物の周りを歩いてみると、何やら手の看板が。占い屋さんが軒を連ねていた。
どれどれ、とそのうちの1つの店をのぞいてみると、英語を話せるということだったので、このインド系の占い師さんに手相を見てもらうことにした。値段はAstoronogy付で10分7ドル、もしくは5分5000チャット、と言われたのだが、そんなに高くはないだろう、と思ってお任せした。
まず私の誕生日と生まれた時間を聞かれ、手相を見ながらうんうん、とうなづいて、あとは、何やら色々書き始めた。
こちらが占い師さんが書いていた紙。インチキで物を言っているというよりは、何らかの方法に基づいている感じがしたので、結構信頼できる感じがした。内容に関しては、結構いろいろ聞き出せたし、どう考えても10分以上やってくれたのに、最後お金は、となったら7ドル、と言ってきたのでぼってくるどころかサービス?良い人だったので10ドル札渡してきた。
もし私と同じ人でやってもらうなら、51番の占い師さんです。よろしく。
スーレーパゴダの近くには目を引く建物が多くて、街歩きが楽しかった。こちらはパゴダの前のモスク。入ってみたかったが、お祈り中だったので断念。
そしてこちらはヤンゴン市庁舎。ヨーロッパ風の白亜の建物で美しい。
そして右に視線を移すと、こちらもイギリス植民地時代のイマニュエル教会。シンメトリックなデザインでなかなか本場のキリスト教国にはない建物だと思った。
この教会のあたりまで来ると公園があって、市民の憩いの場となっている。私もここでしばしバックパックをおろし(空港で預ける場所がなかったので、荷物は持って歩いていたのだ)、バックパックを枕にして昼寝。気持ちよかった。
この公園で一番目につくのが最高裁判所の煉瓦の建物。ビクトリア様式の壮麗な建物で、大英帝国の底力を感じる。イギリスは、イギリスの植民地ではいい文化を残したな、と思う。
公園で十分休憩した後は、また歩いて、今度はインド人街のほうに向かってみた。左に写っているのは尼さん。市内のお坊さんで濃い赤の袈裟は男性僧侶で、薄いピンクは尼さん。
インド人街にいったん入ると、ここはインドか!?と思うくらい、人もインド人だし、売っているものがインド。こちらはチャパティの屋台。
こちらはサモサ屋台。いやーヤンゴン、って思っていた以上に文化が混ざっていて面白い。
インド人街もモスリムとヒンドゥーがいるのだろうが、モスクが目立っていた。
なんだ、ヤンゴンってとっても面白いじゃないか。また軍事政権が牛耳っていることで治安もいいといわれるヤンゴン。インドのようで、仏教の側面もあり、欧州の面影もある、面白い文化の融合した街だなと思った。